開催日:2015年6月6日(土)、開催場所:よこはま動物園ズーラシア
参加者:ブラインド8名・大人16名・小中学生10名、計34名
前日まで雨が心配されていましたが朝から晴天となり、ズーラシアのイベントが無事開催されました。
今回はNPO法人ミニシティ・プラスの子ども達が、現地の下見から企画に参加をして、初めて視覚障害者のパートナー体験をしてもらい、「最初は緊張して怖かったけど、次第に慣れて説明や誘導が上手にできるようになった。本番がたのしみ。」と6人が参加しました。

ズーラシアは東京ドーム6個分の国内最大施設に8ゾーン53種の動物、遊びやイベントの広場なども有り、普段あまり訪れない大人も入ってみると、すっかり動物たちに夢中になり子ども達と楽しんでいました。
スタートでは緊張をしていた小学生の子ども達が一緒に園内を歩いてくれて、私たちに動物の可愛らしい様子や、園内を彩る花々や、演出の数々をとても詳細に説明してくれました。生き生きと、一生懸命に豊富な言葉を駆使した子供たちの解説は、聞いているだけで何倍も動物園を楽しく感じさせてくれた気がします
途中バードショーを見て、鳥と握手することもでき、クラブ会員が鷹キャッチをするという貴重な体験のチャンスをゲットする一幕もありました。
 そして、肝心なトレーニングですが、足が最後は痛いと感じる程になっていましたので、しっかりと達成できたのではないかと思います。
 距離にして約4キロ、歩数計によると1万歩を超えていました。
大人も子どもも「楽しみながら歩いてトレーニング」テーマどおりのイベントでした。
 余談ですが、今回のことを神奈川新聞が取材してくれて、日曜日の新聞に掲載されました。実物大の巨象のモニメントの足に抱きついている私の写真は「象の足に負けてない。」存在感らしいです。
神奈川ブラインドスキークラブでは家族で参加できるイベントを今後も計画していきます。
参加した子どもから「今まで普通に見ていた動物だったが、分かりやすく説明をするために動物を詳しく観察したので自分も楽しめた」。
「障害者の方と歩くのは少し難しそうだと身構えていたけれど、私が難しそうだと思ったのは、『障害者』と言う言葉で、実際には全くカンケ―なくて普通。楽しくおしゃべりできて楽しかった。」など初めての体験に真剣に取り組みながらも楽しむ事ができた様子です。
子どもの観察力、真剣に取り組む可愛い姿、緊張から解放され子どもに戻る時の変化、疲れ知らずに動きまわる行動力など、頼もしさとハラハラを併せ持つ頑張りに感謝でした。
今回の子どもたちの協力を活かして、多くの方が家族や友達と参加できるイベントの計画を進めていきますので、ご協力をよろしくお願いします。

また、イベント当日は、神奈川新聞社の取材を受け、6月7日の新聞紙面と電子版に掲載されました。
電子版:カナロコ by 神奈川新聞